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地元商工会では、会員企業の勤続年数の長い従業員を、公の場で表彰する制度があります。その選考基準は20年、30年、40年・・などの勤務年数です。
弊社にもその対象社員は、少なからず存在します。しかしながら一度も申請したことがありません。なぜなら、勤務年数の長さが高評価となり得るのか?・・はなはだ疑問があるからです。

毎年4月には各企業に新入社員が、夢と希望を胸に入社してきます。そんな彼らにとって現実的な実務がスタートしてから、会社の魅力は一体どのように映っているのでしょうか。
企業規模にもよりますが、仮に経営トップにカリスマ性があり素晴らしい社長だったとしても、彼らの目線の先は直属の上司に対するものです。自分自身の2、3年後の将来イメージを投影し易いからです。
例えば直属の上司が、目標を持ち生き生きと仕事をしている姿は、魅力的に感じモチベーションも上がってきます。ドンドン新しいことにチャレンジし、変化をもたらし進化している姿に憧れ、自分自身も早くその立場で仕事をしたいと思うようになります。

ところが、リスク計算が高くミスを犯すことを極端に恐れ、今までと同じやり方を何年も繰り返している上司には、幻滅を感じることになります。
そのような上司は、部下からの新しい提案やチャレンジに対して、消極的な拒否反応を示す傾向にあります。

今、我々が直面しているのは、過去に無いほどの強烈な変化です。
ICT、IOT、AIやロボットなどの進化によって、従来型の人に頼った業務が無くなろうとしています。そんな時代に、昨年までやってきたことをただ安全だという理由で繰り返そうとするのは、バックミラーを見続けたまま、高速道路を運転するのと同じぐらい危険なことです。
変化のスピードについて来れない勤務年数の長い幹部社員こそが、企業の成長を阻害する要因になりかねません。

人体は60兆個の細胞で構成されていると言われています。人間が生きていくということは、体の中の古い細胞を凄いスピードで捨て去り、それ以上のスピードで新しい細胞に置き換えて、人体を保っていることはご存知の通りです。
一説には、皮膚は28日、胃腸は40日、血液は127日、骨は200日ほどで入れ替わるとも言われます。

老舗企業にとって必要なのは、在籍年数ではなく、現状を前向きに否定できる未来志向の社員なのです。

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