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あなたは、友人や知人でもなく、一回または数回の接点しかなかった人のことを、20年以上経過してどのくらい鮮明に覚えているでしょうか?

先日、ある金融機関主催の忘年会へ参加した時のことです。
約300人ほどの集まりでしたので初めての人との出会いもあり、宴たけなわの時でした。
背後から肩を叩かれ振り向くと、30歳半ば過ぎの女性でした。
「乃万さんですよね・・私を憶えていますか?」と話しかけられました。
胸の名札を確認しても、名前も顔も全く記憶がありません。
彼女の話によると、さかのぼること18年前・・彼女が大学時代のアルバイト先に、私が客として時々来ていたそうです。
曰く「乃万さんは接待する時もされる時も、相手がスナックの女性でも、いつも必ず相手より早く来て下座の席で待っている・・その態度がすごく印象に残っています」と・・。
そして「上から目線で命令口調のお客様が多い中で、私のようなバイトに、“あなたのお勧めだったらお任せします!”と、信頼して丁寧に接してくれたことがとても嬉しかった・・」と。
当時の料理屋さんの名前は思い出しましたが、彼女のことはどうしても思い出せませんでした。それにしても、18年も過ぎて記憶していることに正直驚きました。

そう言う私にも、記憶に残っていることがあります。
小学2年の夏休みのことです。やっと貯めたお小遣いを握り締めて、数キロ先の小さな釣具屋さんに行きました。
自分で買えるのが嬉しくて、イロイロ釣り具を物色していると、いきなり「こりゃ!ここは子供の遊ぶ所じゃない!帰れ、・・シ~ッ!」と野良猫のように追い立てられました。
余りにも悔しくて、家に帰り着くまで涙が止まらなかったのを憶えています。
その当時の釣具屋はもうありませんが、半世紀以上も経過して、その場所もその店主の容姿まで鮮明に記憶しているから不思議です。

また、彼女のアルバイト時代の昔話で、次の言葉が胸に刺さりました。
「特に良い印象の人は、個人名で憶えています。反対に悪い印象の人は、個人名より会社名を覚えています!」

彼女のアルバイト先での行動は、私にとって特別ではなく日常でした。
同じように、釣具屋の店主も「近所の悪ガキ」を追っ払っただけの日常的行動だったのでしょう。従って、泣きながら帰った子供のことなど憶えていないはずです。
両方の事例で言えるのは、本人が無意識でも、怖いほど何十年も記憶に留めている相手がいることです。

ご注意あれ!・・あなたの何気ないその行動が「美名か?、汚名か?」を残す別れ道になります。
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