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満室レシピ

【外国人賃貸②】中国人入居者を理解する3つの重要ポイント

2020.11.24

前回、ベトナム人入居者についての特徴や対策https://www.nihon-agent.co.jp/chintaisodan-salon/recipe/1081/)をお伝えしたところ、おかげさまで多くの反響をいただきましたので、今回は、在日中国人についてお伝えしようと思います。

当社が運営する外国人不動産サイト「wagaya Japan」(https://wagaya-japan.com/jp/)には、様々な国籍の方のお問い合わせがあり、現在も多くのお客様がお部屋探しに来店されます。その中でも中国人のお客様は属性の良い(金融機関の信頼度が高い)方が多く、希望家賃は20~30万円という方も少なくありません。また、お勤め先もAmazonや楽天など大手IT企業の技術者やシステムエンジニア、自動車メーカーや家電メーカーなど業界は多岐に渡ります。

「外国人労働者」と聞くと、世間一般のイメージとして、「低賃金・重労働」を想像する方もいらっしゃいますが、実はこのように「高度人材」として日本で活躍している優秀な外国人は数多くいます。

 ポイントその① 】時代によってこんなに違う在日中国人対するイメージ

  現在、在日外国人の中でも中国人の比率が一番多く、全体の約28%を占めています。つまり外国人の3人に1人は中国人というわけです。2000年当時、在日中国人の数は、32万人だったのが、2020年には81万人にまで増え、日本国籍取得者を含めると、97万人におよびます。これは、都道府県の人口でいうと、なんと秋田県の96万人を超えており、現在も在日中国人の数は増え続けています。

そんな在日中国人にどんなイメージをお持ちでしょうか?20年前だと、例えば中華料理店を代々営む店主であったり、ひょっとすると出稼ぎ労働者や不法滞在というあまり良くないイメージもあったかもしれません。これは過去のさまざまな事件や報道の影響もあると思いますが、それぞれの時代によって中国人に対するイメージがかなり違うということがわかりました。

■在日中国人に対するイメージ
(1)1990年代
勉学での留学では無く、出稼ぎが主な目的。貨物船から不法入国する中国人が社会問題になり、この頃に日本人の在日中国人に対するイメージが悪くなったと言われています。

(2)2000年代
経営難の私立大学が、多くの中国人留学生を受け入れて、ビザ取得に悪用されている実態が全国各地で発覚。某大学では、定員100人に対して300人の中国人が在籍。授業に出ずにアルバイト生活をしていたという記事もありました。

(3)2010年代
日本との経済格差が縮まってきて、この頃に留学する中国人は、一人っ子政策による両親や祖父母からの支援から、スマホ、パソコン、クレジットカードを持つのは当たり前になりました。現在では、両親がセカンドハウスとして日本で購入したタワーマンションで生活する悠々自適な生活をする中国人留学生もいるのが実情です。

このように時代別で見てみると、中国の急激な経済成長という時代背景と、90年代〜2000年代の中国人に対するネガティブなイメージもあいまって、かなりイメージが違ってきているのがわかりますね。

 

 ポイントその② 】中国の不動産事情、部屋探しの考え方を知る

中国の不動産事情を中国人に聞いたところ、中国国内にも一応賃貸物件はあるものの、「持ち家」に対するステータス意識が高いようです。また、中国での賃貸契約は、直接オーナーと入居者が合意することで成立し、契約書面も簡易的なものです。契約後、部屋を見に行くと、清掃がきれいにできていない状態も珍しくなく、トラブルが発生したら、その都度対応すればいいというスタイルです。

そんな中国人が、初めて日本で部屋を探すときに感じるギャップは、まず部屋面積の計算方法が違う(日本:専有面積/中国:建築面積)こと、保証人が必要なこと、家具家電が備わっていないことや礼金の存在など、中国の賃貸事情とは大きく異なる点が数多くあります。私たち日本の不動産会社もこれらの違いをしっかり理解することで、中国人のお客様への対応や説明の仕方が変わってくると思います。

 

 ポイントその③ 】中国人と上手に付き合うポイント

私たちは今後ますます日常生活の中で中国人と接する機会が増えていきます。それは、入居者様であったり、お客様であったり、会社の同僚であったりと、さまざまな形で訪れるでしょう。そういった人たちと良好な関係を築くには、中国人の考え方を理解することが大切です。

中国人特徴的な考え方
(1)面子をとても大事にする
例えば、普段は一円でも安く値切ろうとする人が、親しい友人が訪ねてくれば、毎回食べ切れない程のご馳走をおごってくれるということが多々あります。このような心理のことを中国人は「面子がある」(有面子)と言います。逆に「面子がない」(没面子)というのは自分の社会的存在や価値の低さを表すため中国人は非常に嫌がります。もちろんこれは、自分の面子だけでなく、相手への面子の配慮も大切にしています。例えば、中国で会社の上司が同僚の前で部下を叱ることはめったに無く、必ず個別に呼び出して叱ります。これも部下の「面子」への配慮です。
もちろん日本にも「顔を立てる」など面子への考え方はありますが、中国はそれ以上に重要視しています。

(2)自己主張が強い
これは、一緒に働いているとよく分かります。これも中国では、「自分のやりたいことや思っていることをはっきり伝える」ことが良しとされる考え方が根底にあるからです。そして率直に意見を言う人は何を考えているか分かりやすく、付き合いやすいからです。自分の意見を言わずに我慢する人は自分の考えを持っていないと思われます。これは中国に限らず他の欧米諸国にも見られる考え方ではないでしょうか。

よく公共の場で大きな声で話す中国人がいますが、その理由の一つが、こういった自己主張をしっかりするべきという背景があります。また、小さな声で話すのはあまり良くないとされており、自分の話にやましいことがないから第三者にも聞こえるように話すという、一種の気遣いというわけです。

 今回のまとめ 】
 時代によって大きく違う、在日中国人に対するイメージ
② 中国の不動産事情、部屋探しの考え方を知る
 中国人と上手に付き合うポイント

 

いかがでしたでしょうか。今回は中国人についてお伝えしましたが、日本人でも一括りにできないように、中国人にもさまざまなタイプがいます。ですので、国によって人格を決めつけることなく、国民性を理解しつつ個人としてどんな人物なのかを見極め、対応するように努めていきたいものですね。

今後の日本を考えた時、ますます顕著になる国際化の波には抗えません。わたしたちは、その変化に対応するためにも、そしてこれからの時代を生き抜くためにも、多様性を重視し、変化を受け入れる器(考え方)を身につけるべきではないでしょうか。

 

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乃万 春樹
株式会社日本エイジェント 専務取締役

乃万 春樹

大学卒業後、インテリアメーカー、東京の不動産会社に勤め、2010年日本エイジェント入社。各部署を経験した後、2013年東京事業部設立。その後5つの事業を立ち上げる。2019年外国人向け不動産支援サービス「wagaya Japan」リリース。日本での「外国人の住まいインフラ」を構築することを目指す。

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