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満室レシピ

【外国人入居①】国民性を知って、理解しよう!(ベトナム人編)

2020.09.30

在日外国人が急増する中、近年はとりわけベトナム人の増加率が非常に高く、在日外国人数では、フィリピンを抜き、中国、韓国に次いで第三勢力となっています。実際、不動産賃貸業界においても、ベトナム人のお部屋探しは増えてきています。そのため、私たちが運営する外国人専門のお部屋探しポータルサイト「wagaya Japan」では、2020年9月より英語、中国語(簡体字/繁体字)に加えて、新たにベトナム語を対応言語として追加しました。

このような状況ですから、既にベトナム人入居者がいたり、これから外国人入居者を受け入れていこうとお考えのオーナー様もいらっしゃることでしょう。そこで今回、ベトナム人入居者を理解するうえで、大切な2つのポイントをご説明してまいります。

■【 ポイント① 】ベトナム人の国民性「4K」
まずは私たちがベトナム人の人柄、国民性を理解するために、「4K」というキーワードに沿って見ていきたいと思います。「4K」とは、①器用 ②勤勉 ③近視眼的 ④カカア天下の頭文字をとったものです。

(1)器用
ベトナム人は手先が器用な人が多いのが特徴で、それはベトナム経済を支えている伝統工芸品(刺繍、食器類)にも表れています。近年ではネイルサロンやまつ毛のエクステなどの細かい作業においてもその力を発揮しています。

(2)勤勉
向上心、向学心が高く、真面目で勤勉です。ベトナム人の多くは親世代が戦争で苦労しているのを知っているので、自分が頑張って家族を養おうという気持ちが強い傾向にあります。当社でもベトナム人スタッフを採用しており、私自身一緒に仕事をしていますが、とても真面目で責任感が強く、新しいことを学ぶ姿勢がとても素晴らしいと感じています。

(3)近視眼的
中長期的な視点で物事を捉えるというよりは、短期的な視点で考える傾向があるようです。これも歴史的背景の中で、戦争や植民地支配を経験したことが、先の見えない将来よりも、現在の状態で物事を判断するという考え方にしたといわれています。

(4)カカア天下
ベトナムでは女性の管理職の方が多く、夫よりも給料が高いことも少なくないようです。女性の社会進出が進んでいる国であり、職場でも家でも女性の主導権が強いのが特徴です。実際に当社のベトナム人スタッフも一児の母で、当社での採用が決まった後に家族をベトナムから呼び寄せています。

以上が一般的なベトナム人の特徴と言われています。同じベトナム人でも、北部と南部といった地域性による違いや個人差もあるため、ひとくくりにできない部分もありますが、ざっくりとした国民性のイメージは掴めたのではないでしょうか。また、ベトナム人には親日家も多く、日本人との共通点が多いように思います。個人的には、①②④は日本の国民性と似ていると感じています(私の家庭もカカア天下ですしw)。

■【 ポイント② 】ベトナムの不動産事情、部屋探しの考え方
ここでは、実際に私たちがベトナム人のお客様を接客した際に感じたことや、ベトナム人スタッフからのヒヤリングを元にご紹介します。ベトナムでは「シェアハウスの文化」が定着しています。独身者のほとんどはシェアハウスを利用しており、4LDKのような広い間取りをシェアするのが一般的のようです。その際、築年数の古さは全く問題なく、どちらかというと広さを重視されます。
また、ベトナムの不動産では、基本的に直接大家さんとやりとりするので、仲介手数料や礼金はもちろん、火災保険、保証会社もありません。つまり初期費用はほとんどかからないそうです。ここ数年で賃貸借契約書は普及してきていますが、以前は口頭でやりとりのみでした。このようなベトナムの不動産事情を知ると、多くのベトナム人が初めて日本で部屋を借りる時、いろいろ戸惑ってしまうのも想像できますよね。

■外国人入居者トラブルの誤解と解決方法
これまで見てきたような「ベトナム人の国民性」や「母国でのお部屋探し事情」を理解しておけば、「外国人入居でよくあるトラブル」を回避し、優良な入居者として迎え入れることが可能です。ここでは、よくあるベトナム人入居者トラブルの誤解とその解決策についてご紹介します。

【外国人入居者によくあるトラブル】
(1)多人数同居
母国での「シェアハウスの文化」により、ベトナム人にとってひとつの部屋に複数で済むことは、ごく自然で当たり前という考え方が定着しています。今までの外国人入居のトラブル事例を見ると、言葉が通じないからと入居時にきちんと説明ができていなかったり、また正確に伝わっていないことが原因のトラブルも少なくないように思います。
当社では、ベトナム人スタッフが賃貸借契約時に「生活ルールチェックシート」を使って、母国語でしっかりと日本での生活ルールを説明するようにしています。この説明により、当社仲介の外国人に多人数同居によるトラブルは出ていません。

(2)ゴミ出しトラブル
ゴミの分別に関しては、日本が世界一厳しい国と言われています。私たち日本人でもゴミ出しルールがきちんと守れていない人は少なくありません。しかし、共同住宅で生活するためには、日本人だろうと外国人であろうと、ルールは守ってもらわなくてはなりません。在日外国人の増加により、各自治体でも多言語の「ゴミ出しルールブック」が発行されるようになりました。当社では、そういったツールも使いながら、母国語でゴミ出しルールを説明するようにしています。

国によって文化や価値観が違うのは当たり前です。まずは私たち自身がベトナム人を理解し、尊重しながら、日本での生活ルールをきちんと伝えていくこと。それが入居者とオーナー様の間に立って「仲介」する私たちの重要な役割だと考えています。

■「外国人お断り」物件ゼロを目指して
最後に余談ですが、冒頭に出てきた当社のベトナム人女性スタッフに、ふと日本に来た理由を聞いてみました。すると彼女はこう答えました。
「2011年の東日本大震災を、私はベトナムからT Vで見ていました。その時に日本中からたくさんの支援物資が届いて、みんながちゃんと列に並んで配給をもらっている姿を見て、なんて心の豊かな、礼儀正しい国民性なのかと感動しました。私は日本人を尊敬しています。」という、なんとも思いがけない答えが返ってきました。
多くのベトナム人は、日本という国に憧れて来日しています。そんな彼らに、生活の基盤となる「住まい」を提供し、日本をもっと好きになってほしいと私は考えています、

私たちが運営しているwagaya Japanでは、「外国人お断り」物件をゼロにして、外国人が日本を「第二の我が家」と思ってくれるような「日本の住まいのインフラ」を作ることを目標に活動をしています。
壮大なビジョンになりますが、まずはそのためにこれからも正しい知識、適切なコミュニケーションのノウハウを発信していきたいと考えています。

wagaya Japanサイトはこちら↓
https://wagaya-japan.com/jp/

乃万 春樹
株式会社日本エイジェント 専務取締役

乃万 春樹

大学卒業後、インテリアメーカー、東京の不動産会社に勤め、2010年日本エイジェント入社。各部署を経験した後、2013年東京事業部設立。その後5つの事業を立ち上げる。2019年外国人向け不動産支援サービス「wagaya Japan」リリース。日本での「外国人の住まいインフラ」を構築することを目指す。

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